のんき妻と頑固夫の介護生活


by kouchanyoko

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昨日息子の四十九日を終え、胸の中が黒くふさがったまま、庭に出てみた。

今年のカタクリは・・・・・・・・何気なく覗いてみたら

三十有余年、毎年一輪しか咲かなかったカタクリが初めて二輪咲いていた。

寄り添って心細げに風に揺れている二輪のカタクリの花は

『母さん、ごめんね』

長男と二男がまるでそう言っているように思えた。

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優しい息子たちに恵まれて母は幸せであった。
でも優しさなんていらない、ただ生きていて欲しかった。
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by kouchanyoko | 2011-04-30 09:26 | 出来事

大きな余震の中で

がんばっぺ、福島!!

ライフラインも充分ではなく明かりも少ない、いわき市の街中にはこの言葉が溢れていた。
大きな災害の中でも福島の方々は親切で暖かかった。

3/11地震発生してから息子の安否は不明であった。

自宅で連絡を待ち必死に耐えた二週間の後  、新聞の死亡欄に名前が載った。

震災発生から二週間後、いわき市の遺体安置所で悲しい対面をした。

斎場も火葬場も多数の死亡者であふれていた。

現実感のない、ただ悲惨なすさまじい光景であった。

職場の方々のご尽力により、大混乱の中4/1火葬を終え、家に帰ってきた。

息子よ、母はあなたを誇りに思っている。
仕事でも、私生活でも、母に心配をかけたことは全くなかった息子。

良く頑張ったね、良く母のもとに帰ってきてくれたね。

身元確認から火葬までの一週間、ずーっと傍で過ごせたこと、幸運だとは頭では解っている。

解っていても心はつぶれてしまい息をすることさえやっとである。

もう母には何もして上げられることが出来ない。

ただ悲しみ泣くだけの母では息子に申し訳ない気がして、

淡々と日常をこなして過ごしていこうと思っている。

仕事にも充実しこれからという時の死は息子が一番無念だったことだろうと思う。

心穏やかに成仏してほしい。今の母にはそう祈ることしかできない。
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by kouchanyoko | 2011-04-07 13:31 | 出来事